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未来を創る 英語教育という仕事

アイラニ英語教室 Patsyです。

テレビで、『筋電義手(きんでんぎしゅ)』という、最先端テクノロジーを用いた電動義手の装着にチャレンジする男の子の番組をやっていました。これまでの義手は、失った(または、生まれつきない)手や腕を補って、見た目を整える『美容義手』だったそうですが、新たに発明された義手は、なんと、腕の筋肉の動きを検知して義手の指を動かすことができる、物を掴むこともできるように設計されています。筋肉が収縮するときに生じる微弱な電気をセンサーで読みとり、指を開閉させるのです。

パラリンピックの選手たちが競技している姿をテレビで見て、<障がいを持っているのにすごいな!>と感心していましたが、手や足のない生活の、様々な局面における不便さまで思いやる想像力を働かせてはいませんでした。改めて考えてみると、片手でご飯をたべるのは、どんなに大変でしょう。お茶碗を持つことすらできません。手を洗うにも、片手で洗わなくてはならない。

以前、視覚障がいと聴覚障がいを併せ持つ、5歳の女の子と遊ぶボランティアをしたことがありました。Sちゃんと手をつないで、坂や階段の多い岸根公園を歩いていた時、雪柳の花がみごとに咲いていました。「お花きれいね」と口にしてから気付いたのです。この子は見えない、聞こえないのだと!

トランポリンで飛び跳ねたあと、Sちゃんは、体を二つに折って「うーうー」と唸り声を上げ始めました。発作でも起こしたのでは・・・と慌ててお母さんのところに飛んで行くと、「この子は、いつもこうやって遊ぶんですよ」と言われました。共に時を過ごしてみないと、自分とは異なる特性を持った人のことを理解するのは難しいことを肌で感じた、貴重な体験でした。

英語を教えていても、人それぞれです。教えたことをすぐに覚えて、応用できる生徒もいれば、2年間ずっと繰り返し教えてきたことが十分に身に付いていない生徒もいます。集中力が続かず、すぐ他のことをし始める生徒、本当に十人十色です。そんな多様性を持った生徒たちに、レディーメイドではない、個性に応じたレッスンを心がけています。探求心溢れる生徒には、好奇心をくすぐるように質問形式でどんどん答えを引き出していきます。その子の関心分野に応じてアプローチを試みるのですが、『筋電義手』を観ていて、英語の先生の役割も、義手の指を動かす電流に似ているかもしれないと思いました。英語というコミュニケーション・ツールを自由に駆使して、生徒たちが明るい未来を創ることができるように、刺激を送り続けていきたいと思います。

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